時事用語辞典


TOP > 国際

輸入ウナギの安全性問題

2007年6月29日にアメリカのFDAが、中国産のウナギ、エビ、ナマズの1/4に発ガン物質が検出されたとの理由で、輸入方法を変更した。今までは検査なしで輸入が可能だったものが、第三者機関の証明書の添付が義務化された。中国政府は自国の検査証明書でも通関可能とするようにアメリカと交渉している。検出された物質のうちニトロフランとマラカイトグリーンは動物実験で発ガン性が確認されており、中国国内ですら魚介類への使用が禁止されている。
マラカイトグリーンに関しては、以前に日本でも中国産のウナギから検出されたことがある。ウナギの日本国内消費量10万トンのうち6割が中国産であるが、これをきっかけに日本国内でのウナギの売れ行きが激減した。


<< P2P | TOP | 原油価格高騰 >>

(c)時事用語辞典