核拡散防止条約(かくかくさんぼうしじょうやく、NPT)は、正式名称を核兵器の不拡散に関する条約といい、核不拡散条約とも呼ぶ。
核兵器拡散の防止を目的としており、核兵器保有国の核兵器委譲の禁止、非保有国の製造等の禁止、原子力の平和利用のための国際原子力機関による査察等が規定されている。
1963年に国連で採択され、関連諸国による交渉、議論を経て1968年に最初の62カ国による調印が行われ、1970年3月に発行された。2003年12月の時点で締結国は189カ国になる。
インド、パキスタンは未加盟の核保有国であり、未加盟のイスラエルが保有疑惑を持たれている。北朝鮮は2003年1月に脱退を表明した。