時事用語辞典~就活転職に役立つ!

生活

被害者参加人制度

犯罪被害者や遺族が『被害者参加人』として刑事裁判に加わり、法廷で被告に直接質問できるようになる制度のこと。
被害者参加制度が規定された刑事訴訟法の改正案が平成19年6月1日、衆議院本会議で可決された。殺人や性犯罪、交通事故などの刑事裁判が対象となる。
裁判員制度が始まることもあり、被害者の発言が情緒的に大きな影響を与えることで客観的な証拠に基づく冷静な事実認定ができなくなる可能性も指摘されている。

モンスターペアレント

学校に対して常識外れと思えるような理不尽な要求を繰り返す保護者のこと。
保護者が教育に対して消費者としての『同じ値段を払えば同じ商品が手に入る』という意識を持ったことから生じた問題と考えられている。その反面、不利な場合には『まだ半人前である子供』の立場を使い分けており、問題をより深刻にしている。
和製英語であり、アメリカでは同様の保護者のことをヘリコプターペアレントと呼ぶ。由来は、ヘリコプターのように上空を周回して子供を監視し、なにか問題を感じたらすぐに学校に乗り込んでくることから。

馬インフルエンザ

馬がかかる発熱を伴う急性の呼吸器疾患のこと。
臨床症状は人のインフルエンザに良く似ており、伝搬速度が著しく早い。
ダービー馬のメイショウサムソンを含め馬インフルエンザの感染馬が増えており、拡大の防止を目的としてJRAが一部のレース開催を中止した。
過去の例としては、1971年に中山、東京競馬が12月末から約2カ月間中止になったことがある。

裁判員制度

裁判員制度(さいばんいんせいど)とは、一定の刑事裁判において、国民から事件ごとに選ばれた裁判員が裁判官とともに事実認定から量刑決定まで関与する司法・裁判制度のこと。裁判員の参加する刑事裁判に関する法律(裁判員法)により規定され、2009年(平成21年)5月までに運用が開始される予定となっている。
抽選で裁判員候補を呼び出して裁判員を選定するという仕組みから、参加の強制や匿名性に関してなど、様々な問題が提起されている。

年金記録問題

年金記録問題(ねんきんきろくもんだい)とは、2007年5月に、社会保険庁のオンライン化したデータ(コンピュータ入力した年金記録)にミスや不備が多いこと等が国会の社会保険庁改革関連法案の審議中に明らかになったことを指す。
国会やマスコミにおいて社会保険庁での年金記録の管理のずさんさが指摘され、社会不安を煽るとともに国民から批判された。2007年の第21回参議院議員通常選挙で与野党の逆転を招いた原因の一つともいわれている。

年金保険

年金保険(ねんきんほけん)とは、保険の仕組みを使い、保険料の拠出が前提となっている年金制度。 先進国の年金はほとんどが保険料の拠出を前提とする制度を採用しており、財源を税のみで給付する制度は被害者補償の年金など対象者が狭く限定される。
国民年金なのど公的な社会保険の場合、医療保険・労災保険・雇用保険・介護保険と並べて論じられる場合が多い。